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BURUNDI "Kibingo"

¥1,000価格

生産地 ブルンジ、カヤンザ県

生産者 3500名18集落の生産農家(運営GREENCO)

標高 1,890m

品種 ブルボン

精製 フリーウォッシュド

焙煎 High Rosat(浅煎り)

取次 ワタルコーヒー

 

ブルンジ最大の輸出商品はコーヒーであり、国民の半数がコーヒー産業に関わっているとも言われます。平均およそ300本のコーヒーの木を管理する小規模農家が各地に260ある地場のウォッシングステーションにチェリーを持ち込み、丁寧にコーヒーを処理しており、近年はスペシャルティコーヒー市場でも注目を集めています。

 

キビンゴ・コーヒーウォッシングステーションは、1986年にカヤンザ県カヤンザ地区に設立されました。この地は、ナイル川の水源地としても知られ、標高1893mの位置にウェットミルが建てられています。ウォッシングステーション付近の川の周囲には河川の浸食を防ぐために葦(アシ)が植えられていますが、このアシを意味する現地語(KIBINGO)からステーションの名前が名付けられました。キビンゴ・ウォッシングステーションでは、周辺の18集落に暮らす約3500名のファーマーが生産したコーヒーが集まっています。COEでも毎年の受賞、2017年には1位を獲得するなど、高い標高の恩恵を受けた素晴らしい風味と安定した品質が世界中で注目を受けています。

 

キビンゴがコーヒーの品質向上に真摯に取り組み、評価を得てきた躍進の陰には、運営母体となる現地のエクスポーターである「GREENCO」の存在があります。GREENCOは2015年に設立したスペシャルティコーヒーに特化したスイス資本のコーヒーエクスポーターで、現在Kayanzaに8つ、Ngoziに5つ計13のウォッシングステーションを所有し、ブルンジのスペシャルティコーヒーを牽引する代表格になっています。また、世界の中でも最貧国とも言われるブルンジにおいて、コーヒーを通じて未来を繋げていきたいと言うのが彼らの願いです。農家は、毎年生産するコーヒーに依存せざるを得ず、彼らの生計をサポートできるように、より高品質なコーヒーの生産を手助けしています。

 

具体的に彼らが高品質なコーヒーを実現してきた要因に、適切なチェリーの評価体制があげられます。農家が手収穫して自転車で持ち込まれたチェリーは、まず水の入った樽に入れ、フローターの確認・除去がされます。その後、チェリーを選別テーブルで再度手選別、フローター以外の未熟チェリーを除去します。この2つのチェックを受けた後に最終的な計量が行われ、ウォッシングステーションの担当者の品質チェックの上で売買できる仕組みとしています。こうした厳格な品質管理体制により、高品質なコーヒーに対するプレミアムやファーマー自身の品質に対する意識を高めたことが、彼らのマネジメントするウォッシングステーションが軒並みCOEコンペディションなどの評価に繋がっています。

 

カップの風味は、チェリーやアプリコットのような華やかさと、ダークチョコのような落ち着いた甘さが共に感じられます。桜もちを連想するようなフレーバーが印象的で、少し口に含んだだけで口の中で広がっていきます。春のコーヒータイムにおすすめ。

数量
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